Moon Bomber from Yakumo by Jun Moriuchi |
森内 淳(もりうちじゅん):スモール・バブリッシングと電子書籍出版会社スタジオ・エム・オー・ジー代表。61年8月生まれ。79年ロッキング・オン誌に投稿。84年よりフリーの音楽ライター。94年〜2004年ロッキング・オン/スワンソングにて音楽番組制作。2004年〜現在、作家でイラストレーターのなかひら まい と共に、単行本、ポッドキャスト、ウェブ・コンテンツ、アプリなど、音楽の枠を超えた作品やイベントをプロデュース。 |
12.01.21_総合格闘技が「どっちが強いか白黒はっきりしようじゃないか」という発想で生まれたとするならば、究極の格闘技は相撲ということになる。なぜなら相撲は「引き分け」が存在しない格闘技だからだ。ぼくも元々はプロレス・ファンだ。それが総合格闘技を観るようになり、最終的には相撲観戦に移行したのは至極当然のことだ。さらに面白いことに(いってることが矛盾しているかもしれないが)白か黒かの相撲のなかに潜む灰色的な曖昧さを発見したとき、もう一段階、深みにはまった。そしてぼくは相撲を観るようになって、あらためてプロレスの面白さに気づいた。再びWWEを一生懸命に観るようになった。さらに今年新日本の1.4東京ドーム大会を観に行って、日本のプロレスの良さにあらためて気付かされた。技一発ごとのえぐさ、それを受ける痛み、これぞニッポンのプロレスだという再発見があった。格闘技は心と頭で楽しむものなのだ。